1899年創業の歴史ある廣田硝子より
涼しげなガラスの器が並びます。
廣田ガラスは1899年に創業した東京で最も歴史のある硝子メーカーのひとつです。
日本におけるガラス食器製造の歴史は江戸時代まで遡ります。明治時代には国が東京品川に官営の「品川硝子製作所」を創立し、以降東京の下町にはガラスメーカーが次々と構えられました。
廣田硝子もそのひとつです。盛んに行われて東京の硝子製造は、西洋から伝わるガラス素材と日本の美意識とを融合させ、日本独自のデザインとして開花させました。
戦後はガラス製品も機械化による大量生産が主流になりましたが、廣田ガラスでは「人の感性に訴えかける”ぬくもり”のある製品を作ってゆきたい」という思いから一貫して手作りで硝子を作り続けています。
東京の地場産業である江戸切子や江戸硝子など脈々と受け継がれる職人の手仕事による伝統的製造を継承し、創業より社に伝わる貴重なデザイン資料を元に、現代の生活様式による食生活とインテリアに調和するプロダクトを作り続けています。